よくある質問

加工素材としての線・棒・管 Q&A

QSS材・SGD材の加工性は?
ASS材は、直線加工の後、切削・穴明け・転造・プレスなど、棒鋼と全く変わらず加工できます。
Q鉄線・鋼線と称するものの太さは?
A極細線・細線・中細線・太線・極太線があります。公称直径0.8mmから18mmとされており、それ以上の線径は特殊線径となります。また、極細線は、直径0.3mm以下のものもあります。
Q鉄線・鋼線・非鉄金属線の鋼種は?
A日本工業規格の鉄鋼、非鉄金属では新日鉄住金・JFE・神戸製鋼など各社の製鋼、精練メーカー品が原材料です。鋼種では、鉄線(JIS G 3532)・硬鋼線(JIS G 3521)・冷間圧造用炭素鋼線(JIS G 3539)・ステンレス鋼鋼線(JIS G 4309)・低合金鋼線(JIS-SCr,SCM,SNC,SNCM,SMNn)・ボロン鋼線(JIS G 3508)・快削線(JIS G 4804)・銅覆鋼線(JIS-HSCP)・チタン線などの他、アルミニウム及びアルミ合金線(JIS H 4040)などの非鉄金属類もあります。
Q加工後の表面処理性は?
A機械加工後の表面処理を考えてみました。線には、伸線工程の水引方法によって金属表面肌の仕上がり状態が、残留皮膜が皆無に近い、銀白色の表面光沢で表面粗度がすこぶる滑らかなものがあります。水引線といって、メッキ加工材としては、加工手離れもよく、最適です。
Q断面(異形線)は?
A線は断面が円形とは限りません。塑性加工で断面が異形の線もできます。例えば、三角を始めとして多角形・長方形・梯形・半円形・扇形・卵形・楕円形などができます。
Q表面色彩(カラー鉄線)は?
A着色塗装をした処理加工で、さまざまな色の鉄線ができます。後塗装が省け、籠・フェンス・外柵など、また色ビニルを施したビニル被覆線もあり、美観、省力、防錆耐食性を求めたニーズ対応品です。
Q鉄線の僚品とは?
A一般に線材二次製品と言われております。なまし鉄線・くぎ用鉄線。溶接金網用鉄線(JIS G 3532)・亜鉛めっき鉄線(JIS G 3547)・塩化ビニル被覆鉄線(JIS G 3543)などがあり、鉄線(JIS G 3532 SWMB、SWMF)は線材二次製品を製造するうえでの、素材線です。
Q鉄線・鋼線以外の棒鋼・鋼管の種類は?
A線の他、みがき棒鋼(JIS G 3123)・機械構造用炭素鋼(JIS G 4051)・機械構造用合金鋼ニッケルクロム鋼(JIS G4102)・ニッケルクロムモリブデン鋼(JIS G 4103)・クロム鋼(JIS G 4104)・クモムモリブデン鋼(JIS G 4105)・特殊用途鋼、快削鋼(JIS G 4804)などの棒鋼、並びに機械構造用合金鋼鋼管(JIS G 3441)・機械構造用炭素鋼鋼管(JIS G 3445)・機械構造用ステンレス鋼管(JIS G 3446)などがあります。